「暗記」では宅建合格できない
全国に教室を持ち、入学金や月謝を併せると平均で50万円近い費用の掛かる大手スクール。その大手スクールでも良いときで全体の約3割程度の生徒しか実際のところ、合格率はありません。
その原因は、たくさんの生徒を講師1人で教える授業スタイルにあります。
まるで学校のような授業スタイルなので、聞きたいことや分からないことを質問しようにも個別で時間を取ってもらえず、授業はどんどん進みます。
大手スクールではカリキュラムがぎゅうぎゅうに詰め込まれており、まさに暗記学習が基本です。授業の後に質問をしようにも、講師は相手にしてくれません。
その理由は、大手スクールの講師は皆、業務委託契約をしている外部の人間だからです。つまり、授業中だけ時給が発生しており、授業後に生徒の相手をしたところで、1円の報酬も発生しないのです。そのため授業が終わると、さっさと帰ってしまいます。
結果として、生徒は問題の「理解」ができないので、「暗記」だけで試験で挑むことになり、宅建業法や法令上の制限の科目をひたすらに暗記して本番のテストに挑みます。
厄介なことに「宅建業法」「税・その他法令上の制限」の試験科目は年々に難化しており、本番試験1発勝負で高得点を獲得するのは至難の業です。
※宅建試験は「民法・14点」「宅建業法・20点」「税/その他法令上の制限・16点」の50点満点の試験。